今回はPS5版パルワールドを150時間プレイしてみて、個人的に面白かった部分と逆に惜しいなと思った部分についてまとめてみました。
現在PCやPS5などで販売されており、パクリ疑惑もあったりと今後どうなるか分からないゲームではありますが、購入を検討している方の参考になればと思います。
個人的に面白いと思うところ
パルが人間みたいに働く!
パルワールドではパルというキャラクターが120種類以上おり、捕獲することで一緒に冒険するパートナーにしたり、拠点で働かせることができます。
特にパルに労働させるシステムは面白く、このパルワールド最大の特徴ではと思います。
パルは戦闘でも頼りになる存在ですが、拠点にパルを配置するとパル達がプレイヤーの周りで働いてくれるので、パルとの距離感が近く愛着をもちやすいのだと思います。

また、労働環境を良くしてあげないと、働くパル達がやる気をなくして働かなくなったり、うつ病などの病気になってしまうので、拠点の労働環境を充実させる一方で生産や資源採取などの効率を考えたりと、拠点の環境に考えさせられるゲームでした。
今後、こういった人間以外のキャラクター達を人間みたいに働かせるようなゲームが出た時は、パルワールドみたいなゲームと言われるのではないかと思います。
単純にパルが可愛い!
パルの外見についてなのですが、まず何といっても見た目が可愛く、喜んだり悲しんだりと表情も豊かで、パル達に愛着をもって接することができます。
ただし、誰もが知っている某ゲームのキャラクターに姿形が酷似しており話題になりました。(私が素人なので著作権侵害なのかインスピレーションと言えるのか分かりませんが、最初パルを見たときはそれまで見たことないはずなのに妙な既視感がありました)
まあ、そんなこんなで色々と論争はあるかと思いますが、ここでは個人的に可愛いと思っているパルを3体紹介したいと思います。
フェスキー


オコチョ


アロアリュー


以上、私が可愛いという理由だけで戦闘メンバーにしていたり、拠点に配置しているパル達です。みんな序盤で捕獲できる分、終盤で入手できるパルと比べると強くないパル達なのですが、完全に自分の見た目の好みで選んじゃってます(笑)。
広大なマップと独特な世界観!
パルワールドはオープンワールドの世界をプレイヤーが自由に探索して冒険できるように作られており、洞窟ダンジョンや街、ボスキャラが多数あります。
特に世界観は独特で可愛いパル達がいる反面、銃を持った人間達と普通に銃撃戦になったりします。そして驚いたのは、パルではない人間も普通に同じパルスフィアで捕獲できてしまいます。

この仕様のおかげで、人間も捕獲するのが当たりまえとなっており、個人的にはどうなってるんだ(笑)とつっこみたくなるゲームでしたが、ゲームとはいえ人間さえもモノ扱いできるゲームは初めてでした。
捕獲したパル(もしくは他の生物)は解体して食糧にしてしまったり、濃縮ポッドというもので大量のパルを犠牲にするなど、可愛いパルに情け容赦のないこともでき、パル達の運命を一方的にプレイヤーが握っているような印象があります。

これらのことから、パルワールドはかなり荒れた世界であることが分かります。(たかがゲームとはいえ、倫理観がすごいと思いました。)
逆におしいと思う部分
パルとプレイヤーの間に関係性がない
パルはただでさええ可愛い見た目をしており、プレイヤーの為にせっせと働いてくれるので、それだけでも十分愛着を持てるのですが…
残念ながらパルとプレイヤーとの間に、友情や絆、なつき度のような関係性を表現する要素が用意されていません。
パルは種類が同じでも、パッシブスキルという性格のようなパラメータがあり、戦闘向きだったり労働向きだったりするので、同種のパルどうしでも個体差があります。
しかし、このパラメータは強ければ強いほど良いものなので、長く育成してきても新しく手に入れた個体の方が優秀であれば、メンバーチェンジしない理由はないです。
せっかくキャラデザインが可愛いので、長く一緒にいたら特別なスキルがつく、もしくは何か特別なプレゼントがあるといったような、同種でもこのパルは特別!みたいなものもあれば、さらに強い愛着を持てたと思います。
今のところ、パルはプレイヤーの道具にすぎないという印象です。

捕獲したパルが戦死することはない
野生のパルは戦闘に負けると死亡という扱いになりゲームから姿を消しますが、捕獲したパルに関しては戦闘で倒されても、瀕死状態となり死亡することはありません。瀕死状態のパルはパルボックスに戻せば10分(初期設定)で復活します。

私がARKをプレイしているせいかもしれませんが、瀕死で済むのは少々ぬるいと感じてしまいます。
ARKではペットが戦闘で死亡するので、大事に育ててきたペットをボス戦に連れていくか迷ったり、負けそうなら必死で逃げたりして、ハラハラする一面も多いのですが、
パルワールドでは戦闘でパルが倒されても死ぬわけではないので、ボス戦に関しても負けた時のリスクがほぼないに等しく、ある意味安心して戦えます。(一応、デスペナルティで持ち物を死亡地点にロストしますが、ファストトラベルポイントが各地にあるので、基本的にはデスペナルティも影が薄い印象です)
しかし、戦闘以外では解体包丁や濃縮ポッドなどでプレイヤー自らパルを死亡させることができるので、パルが死亡するかどうかは、プレイヤーの意思決定のみとなっています。
戦闘に負けたパルが確率で瀕死か死亡になる、もしくは、大ダメージを受けると死亡する等があれば、ボス戦も入念に準備したり、さらに戦闘中の緊張感が増すのではないかと思います。
メインストーリーがない
パルワールドには冒険要素、やり込み要素が豊富につまっているのですが、プレイする上で明確なストーリー性が見られません。(一応、島民たちとの会話の内容や探検家の手記を拾うことができ、物語を断片的に考察したりはできます)
塔にはメインのボスが待っており、戦闘を挑むことができるのですが、ボスとの会話等は無く、誰か分からない人といきなり戦闘になり、勝利するとアイテムや経験値がもらえるという風になっています。

また、ボスを倒さないと次のエリアに進むことができないとか、アイテムが解放されない等のギミックがないので、ボスは強力なので勝利した時の達成感は大きいのですが、倒したボスのパルがもらえるとか、何か特別な戦利品が欲しいところです。
広大なワールドを自由に探索させてくれれば良いという人や、オンラインで他プレイヤーと戦ったりするPvPが好きな人にとっては別にストーリーなど無くてもいいと思いますが、ストーリーや明確な目標が欲しいプレイヤーからすると、ボス戦をするメリットが分からない上に強すぎて無視してしまう可能性さえあると思います。現状は腕試しという立ち位置だと思いますが、この部分は今後のアプデに期待したいところです。
こんな人にオススメ!
パルワールドは冒険要素とやり込み要素も多く、拠点建築の自由度に関しても高いゲームでした。パルを戦闘につれていったり、拠点で働かせることができるのですが、戦闘と労働の向き不向きがあったりと個性豊かでパル育成もとても面白いです。
ただし、前述にも書いたようにストーリー性が薄い印象があるので、明確な目的が用意されている方が良いというプレイヤーにとっては向かないゲームかもしれないです。
強いボスキャラに勝つために、装備やパルを強化する必要性が出てきて、そのために資源採取や素材を加工する拠点を強化したり、強いパルを探しにいって育成する感じで、目的が目的を生むゲームとなっています。
オープンワールドで拠点建築の自由度が高いゲームや、モンスターの育成&収集が好きな人にオススメできるゲームだと思います。サバイバルクラフト系が好きな私にとっては非常に面白いゲームでした!(3400円という価格の安さも考慮してPS5では最高の☆5をつけさせて頂きました)
以下、私が感じたパルワールドのゲーム要素と魅力のまとめになります(‘◇’)ゞ
